2007/11/20

自分発見

満員電車。入り口のすぐ横の床にべたっと座って、さらに大声で携帯で話している。
服装を見ると土方だ。
話の内容も何か恐ろしくレベルが低い。
しかも「立川からモノレールに乗る金がない」と言っている。最下層クラスの悲惨な労働者だ。年齢は若い。30代前半か。
大変腹立たしい。
が、どこかの駅でさらに人が乗ってきて乗車率が上がったとき。そいつは立ち上がった。
その時自分の中の怒りの感情はなぜか増大した。

電車の床に座るだけでも恥ずかしいのに、そいつは人が多い状態にもかかわらず、床にあぐらをかいていた。多分余程の覚悟だとか鼻くそみたいな意地とかがあったんだろう。
それを人が増えたからといって、あの土方は曲げて立ち上がった!
その程度のへなちょこ意地なら最初から立ってろばかたれが。

そういうところに腹が立った自分を発見したのだった。

2007/08/14

盆シフト。
というわけでもないが、朝ちょっと客先行ってデモやって、そのまますぐ帰ってきた。そんで今これを書いている。

客先とかが、割とこの時期にいわゆる「夏休み」を取る。そんなもん各個人個人で自由に有給取らせりゃいいだろうと思うが、日本の企業は「夏休み」を取るのだ。会社にそういうもんがあるってのは僕にはちょっと理解に苦しむが、まぁそんなわけで結構暇なので家で仕事しようというわけだ。

家で仕事といっても、盆だから適当にやる。いいなぁ、盆。娘ボール連れてプールにでも行きたいなぁ。。

2007/07/30

安部ってば

「やっぱり赤城がまずかったのかな・・」

ボソッと側近に漏らしたとか。

オマエだー!

2007/07/25

在宅仕事中

毎週水曜日は基本的に在宅している。家で仕事、といいながらこんなものを書いている。

近頃、娘ボールの成長が著しい。もはや娘ボールとは呼べないくらいだ。早いもので帰国して丸1年が経ち、娘ボールもそろそろ1歳8ヶ月になる。出てくる言葉はもう2語文3語文は当たり前だし、こっちが言うことはほぼ完璧に理解している。すごいなぁ。

最近ではBossyというか、世話好きなところも随分見せていて、あれこれ持ってきて食え食えなどとと言う。自分の皿から自分の分をつまんで人に分け与える。ただし、本当に好きなものはなかなかくれなかったりするところが、また可愛らしい。

さて今、RTLS (Real Time Locating System) というものに注目している。
USにある本社が今年の初めにそういう会社を買収したので、日本でも展開していくいい機会なのだ。しかも最近随分とそういうサービスが出てきていて、今この辺で展開しておかないと、流れに乗り遅れてしまいそうで少しあせっている。

今後の希望としては、それを日本に持ってくるべく奔走し、大々的に国内で展開していくことだ。いざそうなるとえらい大変だろうが、そういう大変なことは若いうちに経験しておいた方がいいと思うので、そうなるように頑張ろう、と思う今日この頃。

2007/07/16

半泣き

今日の風林火山を見て半泣きになった。
来週からはもう板垣殿と甘利殿を見られないのだ。出てくるとしたら回想シーンだけだ。何たることか。。。

武田信玄死ねと思った。もうとっくに死んでるけど。

2007/07/15

帰国して丁度1年が

経過した。
あっという間の1年だった。
朝の超満員電車はなじめないけど、それ以外のところでは十分馴染んでいる。仕事も割と自分のペースでできているし。

戻ってきた時は、まだハイハイしかできなかった娘ボールも、今やあちこち走り回り、何やら饒舌にぺらぺらと話をしている。相方も、まだ順調とは言えないが、ずっとやりたいと言っていた仕事を始めた。猫ボールちゃんもすっかりリラックスだ。既にこの家のヌシとしての風格も出てきている。

今のところ、まずまず順調といっていいかな。正直自分自身が馴染めるかどうかが一番心配だったけど、まぁなんとかなってるし。次の1年もこの調子で。

2007/07/09

隠蔽体質ニッポン

こないだとあるメーカーに行った。
うちの製品で発生していた問題に関する報告をするためだ。
まぁ文章に起こしてある通りの内容をほぼ口頭で説明するというものだが、その時点で日本の労働生産性の低さが理解できた。書いてあるじゃん。あとは電話会議でもいいじゃん。ま、顔を突き合わせて話をする大事さも理解しているつもりだから、こういう機会はあってもいいとは思うが。

それはそれとして。
問題を隠蔽しようとするのだ。
その会社は、多分誰でも聞いたことある、日本を代表する企業の一つだ。そこがシステムを提供していて、うちはそのシステム内で使用する、とあるデバイスを提供している。そのデバイスを、今回特別にこのプロジェクト用にカスタマイズして提供したが、それに不具合が発生した。

時間はかかったが(かかりすぎたが)、一応それぞれの問題に修正を提供したり、回避策を提案したりした。提案した回避策についてその会社の担当者が、
「言えねぇよなぁ、そんなの。今さら・・・」
と言う。
まぁ確かにこれこれこういう仕様で提供しているシステムではあるが、このまま使い続けると下手をすると人の命に関わる事故に繋がる可能性もゼロではない。それを「言えねぇよなぁ」と、できれば隠そうとする。

なるほど。この体質がとんでもない事故に繋がるわけか!と目からウロコが落ちた。実際そこは最近トンデモナイ事故を起こしてるし。それも内部ではとっくに分かっていたんだろうなぁ。その事故では幸い死人は出なかったと記憶しているが、出ても全然おかしくない事故だ。

何でこんな風になったのか。多分ミスとかエラーとかは絶対あってはならない、間違えると恥ずかしいんだ、なんていう環境で育ってきたせいかと。それが企業に入ってさらに増幅された。もちろん、システム自体にはミスやエラーはあるべきではないけど、バグのないソフトはないと言われているように、あらゆるシステムにミスはつき物だ。人が作るものだからしょうがない。

これをいかに、被害を未然に防いだり最小限に抑えるなりしつつ、リカバリーしていくかが大事ではないかと。そうするためには、早期の情報ディスクローズが大事で、隠蔽していると見えないところで被害がどんどん大きくなって、仕舞いには収拾がつかなくなる。人が死ぬ。

正直に、やるべきことをさっさとやって、言うべきことをきっちり言えば、みんなきっともう少し楽になるんだろうになぁ、と思う。バカ共め。

2007/06/06

通訳むずい

早くも暑くなってきた東京。まだ6月初旬だってのに。

シンガポールからアジアパシフィックエリアの代表が来ている。
パートナー等とのミーティングに同席するわけだが、当然日本語分からないので、適宜通訳しなければならない。通訳といっても全部いちいち訳すわけにもいかないし、だいいちそんなの無理だし。代表の話す英語を日本語にするのなら、一応なんとかなるけど、逆は相当大変だ。適当にかいつまんで訳すわけだが、それでも難しい。

しかも結構重要な話なんかだったりすると、間違って伝わってしまうとエライことになりかねないし。まぁというわけで、大事そうなところは適当に訳したり訳さなかったりして乗り越えた。というより避けた。大丈夫だろうか、この会社の将来は・・・

2007/05/24

サメすごい、しかし。

サメは雄がいなくても子どもを産めるらしい。

アメリカの動物園にいる、メスの「シュモクザメ」(ハンマーヘッドシャーク)のどれかが、メスの子ザメを産んだらしい。いずれも雄に接触することなく3年間飼育されていたそうだ。

サメすごいっ!
と思って記事を読み進めていたところ、なんとも切ないことが書かれていた。

「子ザメはまもなくエイに食べられた・・・」


引用
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070524015.html

2007/05/17

捨て子奨励

言わんこっちゃない。
あの赤ちゃんポストという恐ろしい穴に、3~4歳くらいの子が捨てられたそうだ。父親に手を引かれてそこまで来たそうだ。自分の名前も歳も言える、物心ついた子どもが捨てられたわけだ。しかも親の刑事責任は問わないと。捨て放題。

かくして子捨てが公認されたわけだ。
いらなくなったら、鬱陶しくなったら、熊本のあの穴に子どもを押し込めば済む。
今やペットを捨てるよりも簡単に、しかも合法的に子どもを捨てられる世の中になった。言うこと聞かない子どもへの台詞は「あの穴に入れるよ!」で決まりだな。

これ以上無責任な大人を増やす後押ししてどうするんだ日本は。

2007/04/12

客は甘やかすな

先日の日経新聞に、日本の労働生産性に関する記事が載っていた。
案の定、主要国の中で最低だった。アメリカを100とすると、日本は71(確か)。

例えば、1日働いて、米国企業なら100の利益を上げられるところ、日本企業は71の利益しか上げられないわけだ。あるいは、米国企業では利益を上げられる仕事が、日本企業の手にかかれば、赤字事業になりうるということでもある。

やはりな、という感じだ。
日本に戻ってきて、まず日本の会社で働いて、それからまた外資に移った。外資とはいえ、日本で活動している以上、主な顧客・パートナーは日本企業だ。日本企業の方々は、利益ゼロでもなぜか売り上げだけは上げようとするから面白いなぁと、9割方馬鹿にしながら、ある意味感心している次第だ。

地元のスーパーよりも、隣町のスーパーの方が卵1パック50円安いから、バスに乗って余計な金と時間を掛けて安い買い物をしたつもりになって喜んでいる感じか。うーん、ちょっと違うな。やる必要のない、あるいはやるべきではない余計な事を、わざわざ工数かけてやって、満足している感じ。これだな。こういうのを、「アクティブ・ノンアクション」と呼ぶ(最近知った言葉だ)。

こういう人が大変多い。疲労を周囲に撒き散らすという特徴を併せ持つ場合もあり、そうなるともう手がつけられない。そしてそういう人に限って自分は仕事ができると思っている。しかも、周りも馬鹿だから、この人は仕事ができると信じているケースも、不幸なことだが大変多いようだ。

今、外資系で日本企業を主な顧客として働いているが、こんな人ばっかだ。ビジネスというのは利潤を追求してナンボだということが、頭の中からすっかり抜け落ちてしまっている。利益に興味がないなら、NPOなりボランティア団体なりに参加すればいいだろう。しかし僕等がやっているのは、利益を上げてナンボのビジネスだ。

これこれこういう仕様を要求する、こういう機能が必要だ。そうじゃないと日本市場では戦えない。そんな主張を思いつくままするだけして、じゃあ「その要求の正当性の根拠として、具体的に現時点でいくらのビジネスがあって、今後どれくらいの規模の売り上げが期待できるんですか?それによって対応するかしないか決めますね。」、と至極当たり前のことをたずねると、途端にだんまりだ。下手すると文句が返ってくることすらある。

日本の企業はこういう幼稚な要求にいちいち応えるんだろう。そんなことをしているから労働生産性が恐ろしく低いんだ。

そういうことをしていれば、確かにシェアは伸びるかもしれないが、結局自分で自分の首を絞めてもいる。顧客の要求に全力で応えると言えば聞こえはいいが、対価が期待できないものにまで応えてしまうというのは、明らかに自分の技術・知識の安売りだ。一旦それを覚えた顧客は2度とそこに高い金を払おうとはしない。そしてそこで犠牲になるのはいつも従業員だ。

お客様は神様、なんていうのは、自分達の商品に何の差別化もできないような無能な商人の言葉だ。差別化できる知識・技術・商品を持つプロフェッショナルが、客を正しく導いてやるべきだ。そこで初めて顧客満足が生まれ、win-winの関係ができる、と思うのだ。結果、従業員もHappy。万事OKだ。客は甘やかしてはいけない。

2007/04/06

どうでもいいけど何か腹立ってきた

4月になった。
今日あたり、高校の入学式があちこちであるようで、ちょっとよそ行き風の服を着た母親と新高校生が一緒に歩いているのをよく見かけた。

新入生だからフレッシュかと思いきや、もうすでにみっともない化粧して髪は変な色に染まっている。まぁそんなの中学正の頃からだろうが。。。

以前オーストラリアにいた時に、何人かの友人に、「日本人の髪は元々茶色とかそういうのだと思ってたよ。何でわざわざ染めるのか。アホなのか?」と聞かれた事があった。「Yes, AHO desu.」と答えておいた。

髪を染めたり、不必要なみっともない化粧したりするのは、まぁ単にお洒落だと勘違いしてやっていたり、あるいは外見を変えてみたりして個性をアピールしようとしているんだろうが、逆に没個性になって、そういうところに気づかないのはやっぱりアホなんだなぁ、と自分の意見の正しさを再確認した。

確固とした自我というか自分の中の軸みたいなものがしっかり確立されていれば、それは立派な個性だが、そういうのがないから、何か外見で差別化しようと必死なんだろう。

最近オヤジ化して、外見とか着るものには気を使わざるを得ない僕だが、昔はそういうものを気にする事はとても恥ずかしいことだと思っていた。今でも、テレビコマーシャルに煽られたり下らない芸(無)能人に影響を受けたりして、やれエステだ整形だ何だかんだと踊っている奴等を見ると虫酸が走る。

価値観が多様化している現代とか言われたりするが、実は真逆で、価値観は極端に均一化している気がする。「かわいい」かそうじゃないか、「面白い」かそうじゃないか。それだけで9割方決められてるような感じだ。

多様性がなくなると、社会は活力をなくし必ず衰退する。多様性とは他人を尊重し、違いを認め、そして受け入れることだ。そういう懐の深さみたいなのがなくなってくると、言い換えれば、何か余裕とかゆとりみたいなものがなくなってくると、価値観が均質化してくると思う。それが今の日本だ。

それを防ぐためにはどうするか。それはこれからゆっくり考えようと思う。

2007/03/27

出会い

相方の塾が今日(3月26日)起ち上がった。
最初の無料講習には、幸い数名が集まった。たった数名だけど、こういうのってほんとにありがたいなぁと思うのだ。なぜって、どこの誰かも分からない人が始めた聞いたこともない塾に、わざわざ時間を割いて、人が来てくれるんだから。

ふと思ったが、僕にはそういう経験は全然ない。一から何かを立ち上げて、さぁ人を集めましょうといって何かを始めること。何かのセミナーとかでしゃべる機会とかがあって、それを聞きにくる人はいても、それは別に僕が目的なのではなく、セミナー全体として何か興味があったから来ているのは明白だ。あと何かハンズオン的な講習をやったとしても、しょせん集まるのはビジネスパートナーとかそういうのだ。ぬるい。

それに引き換え、一から塾を立ち上げて、人を集めるというのは何と大変なことか。来るか来ないかわからない生徒を待たなければならない。いくら教え方や教材が良くても、それを知れ渡らせるのは並大抵じゃない。

まぁサラリーマンの僕という、頼りないがまぁ一応保険的なものがあるにせよ、そういう世界に飛び出した相方はすごいなぁと素直に思う。しばらくは赤字だろうけど、教材とかアイディアがいいから、すぐに口コミとかで生徒も増えるだろう。その辺は全然心配していない。

2007/03/22

ちょっと足りないくらいがいい

顧客満足とかカスタマーサティスファクションとか、まぁ全く同じことだけど、よく言われている。お客様第一主義とか。まぁそう言いたい気持ちも分からないでもないけど、僕はそうじゃないとずっと思っている。組織的に仕事をする上で一番大事なのは、(自分とか家族とかいうのは当たり前なので置いといて)、従業員第一主義・employee satisfaction だ。客は2の次。

よく思うんだけど、提供するサービスとかにかかるコスト(労力とかもろもろ)と効果(顧客満足とかサービスの質とか)の関係って、下の図みたいな感じで、日本は相当先まで進んでいると思う。


つまり、ちょっと効果を上げるのに、多大なコストがかかる状態だ。
例えば、郵便物を夜9時に配達するように指定したら、ちゃんと持ってくるとか、業務を遂行する上でほとんど影響のない些細なソフトウェアのバグとかを、ウン十人月とかのスケジュールを組んで直すとか。たった一つのフォントを半角で出すためだけに、無茶な要求をしてくるとか・・・。

そういうのって、確かにサービスの利用者にとってみれば、悪くないのかもしれないけど、サービス提供者側からすれば、とてもツライ。しかも往々にして、そういう場合のコストはサービス提供者側が負担している。しかしビジネスとしては成り立っている。どういうことかと言うと、従業員に全てしわ寄せが来ている。

サービス残業とか、有給を全く消化しない(できない・させない)とか、そういう昭和時代のような事が21世紀になってもまだまだ残っているのが、残念ながら日本の企業のほとんどじゃないだろうか。

消費者のわがままに答えようとするのは、多分商売の基本だと思うけど、それもある程度までにすべきだ。ある一定以上の水準にサービスが到達すると、それ以上はもう相当コストが掛かるものだと、消費者は理解すべきだし、サービス提供者もそのように振舞うべきだ。

そうなると、今の不必要に便利な世の中に慣れてしまった人たちは、ちょっと不便に感じるかもしれないけど、それくらいが丁度いいんじゃなかろうか。ちょっと足りないくらいがいいよ、きっと。きっとみんなもう少しHAPPYになると思う。

2007/03/13

上海最終日

上海最終日。というか明日までいるが、明日の朝の飛行機なので、実質今日で最後。

上海オフィスの同僚の一人が、上海に来たらここに行かないとダメだというところに連れて行ってくれた。上海では「ビーチ」と呼ばれているようだが、実際には川。南京路西(東だったかな・・)あたり。

高度成長の象徴的なところらしく、川の向こうには高くそびえるテレビ塔や高層ホテル、その他もろもろの大きなビルがにょきにょき建っている。そしてどれも壁面が電飾でえらいことになっている。派手好みの中国らしい。

まぁその趣味がいいか悪いかは置いといて、その物凄いパワーに何かつい鳥肌が立ってしまった。つい15年前までは、川の向こうにはなんにもなかったそうだ。それが今では見渡す限り高層ビルが建っている。すごいなぁ。。。

日本が今のままだと、この先近いうちに中国に逆転されるのは確実だろうし、政治家の誰かが言っていたように、中国の何番目かの省になっちゃうんじゃないかと思わせるくらいのパワーがある。怖いのは、馬鹿みたいにがむしゃらなくせに、米国とかできっちりMBAとかの学位を取ってきた人たちがトップでビジネスをコントロールしているところが多いことだ。

どれくらい多いのかとか知らんけど、日本より多そうだ。しかもそういう学位を取ってくることがちゃんと評価されているし、それを実践にアプライできる基盤が整っている。日本はともすれば、未だに根性とか言っちゃったりする。

今回たった2日だが中国に来てみていい刺激になった。
中国人のパーソナルスペースはやや近すぎな感じなので、ずっとここにいるのはしんどいが、たまに仕事しに来るのはアリだなあと思った。

2007/03/12

図々しいというか、したたかというか

上海のオフィスに行ってきた。
!!
オフィスは何かすごい高層ビルに入ってる。最近新しく建ったもののようだ。
眺めも相当いい。上海でのビジネスにどれだけ気合が入っているかが伺えるオフィスだ。

眺めはいいが、空気が相当汚れているのか、窓が汚い。
午前中は青空が広がっていたが、夕方あたりから俄かに空が曇りだした。曇ってきたのかと思いきや、どうやらスモッグだ。公害。

何かなりふり構わずひたすら成長しているエネルギーみたいなものを感じた。高度経済成長時代の日本もきっとこんな感じだったんだろう。

夜は上海オフィスの人たちと中華料理。
地元の中華レストランに連れて行ってもらった。上海料理らしく、割とあっさりしたというか、特に辛いとかクセが強いとかいうわけではないものだった。うまかった。

当然のように払わされた。出張中だから会社の金でしょ、とか言って。このあたりが中国人だ。したたかというか図々しいというべきか。この辺は好き嫌い分かれるところだろうが、後発の国が世界へガンガン出て行くには、これくらいでないといけない。僕もこういうところを少し吸収しようと思う。

2007/03/11

上海

中国初上陸。

前シンガポールでやったのとはまた別のトレーニングが上海である。
うちの会社がスウェーデンのとある会社を買収したので、それに伴う技術習得の出張だ。といっても、上海って飛行機でたった3時間程度なので、あまり海外に来たなぁ、、、という感じはしない。

まず、上海の第一印象。
空気悪し。何かタクシー待ってる間気持ち悪くなった。あちこちでタバコ吸ってるし。タクシー待ちは長蛇の列だし。タクシーの運ちゃんはやたらクラクション鳴らす。ホテルで食った晩飯はまぁまぁうまかったが、今のところ上海の印象は良くないなぁ。

まあ観光で来たわけじゃないので別にいいけど。観光で来るとまた違った印象を持つだろう。

ホテルのインターネットは、みみっちいことに無制限で使用できるわけではないので、ちょっと仕事のメールとか資料とか整理しよう。

2007/03/05

無題

「いざなぎ超え」とかいう好景気らしいが、ほんとか?
そんな風には全然思えないが。庶民には関係のない好景気なのか。

今日の日経新聞に、「優れた会社」ランキングなるものが掲載されていた。おっと思って見てみると、やはりというか何というか、上位の実に44位まではいわゆる製造業系の職種で、サービス業ではヤフーが45位でやっと見えてくるだけ。

昭和かっ!
上位は自動車、電機、鉄鋼などが軒並み名を連ねている。

しかもサービス業トップはヤフーて。
このあたり日本のIT途上国ぶりを象徴している感じだ。
まぁ「優れた会社」指数を算出する方式が、ひょっとすると製造業有利に働いているのかもしれないけど。

確かに製造業は日本の強みだろうが、サービス系(ITとか金融とか)がもっと台頭しないと、先進国とは言えないと思う。

2007/02/26

リリース

うんこするときの話。
屁かな?と思ってリリースすると、プリッと実が出ることがある。
あれを通常状態(パンツはいた状態)でやらかしてしまう可能性があるかと思うとゾッとする。幸いまだやらかしたことはないが。

ちょっとサボってしまったので、明日からまたちょくちょく書こう。

2007/02/16

電車が遅れたので早く着いた

どこかで走行中に電車の扉が開いたとかで、安全確認のために電車が遅れた。
お陰で会社に早く着くという奇妙な結果になった。

電車が遅れてくれたお陰で、普段は乗らない早い時間のやつに、タイミングよく乗ることができた。

天気がいいせいで、オフィスの窓から富士山がよく見える。
うちからやたら遠いのが難点のこのオフィスだが、この景色はなかなか捨てがたい。しかし年内を目処に移転予定だ。今度はグッと近くなるだろう。通勤時間は半分程度になるかな。

ただ、やたら遠いために、週1~2日程度在宅勤務OKになったので、それはそれでいい。

さて仕事しよう。

2007/02/14

整理

会社から。
近頃新聞などでよく、団塊の世代が一斉に退職するので、技術や知識の流出が懸念されるようなことが言われているが、アホかと思うのは僕だけじゃないだろう。

年寄りがいなくなって会社が若返るのは歓迎すべきことで、知識・技術などというものは、きっちりと体系立てて整理されて、組織に蓄積されていてしかるべきこと。世代が新しくなるにつれ、知識・技術はそれだけ積み重なっているはずなので、おじいちゃん達はさっさと隠居してくださって結構ですよ、というのが理想的な姿じゃないのかなぁと思う。

まぁ職人技的な技術とかだとそう簡単にはいかないんだろうが、大抵のものは、それなりの努力と時間を費やすことで、ちゃんと体系化できると思う。これをやってこないで、団塊世代引退間近になって、技術の伝承が云々というのは、経営者の怠慢だ。僕の印象だが、日本の経営者の多くは、いわゆる勘とか経験に頼りすぎる嫌いがあると思う。

そういうところが、いかにも日本的だなぁと思う。日本的というか、アジア風か。
今の会社に入って、中国・シンガポールの人たちとのやり取りが増えたが、同じだ。技術者が何か得意げに、「これはマニュアルにも載ってない、俺が見つけた技だ」とか言って喜んでたりする。そこで止めると、発展はそこで止まる。ちゃんとドキュメント化して整理しないといけない。

そういう風にするのは、結構面倒だし意外と大きなリソースと覚悟が必要だったりするが、それをやるのとやらないのじゃ大違いだ。

といいつつも、自分自身そういうことが大層苦手で、いつも、あれ、昨日調査してたあの結果どこ行ったっけ、とか同じことを2度3度調べてしまったりすることがある。ちゃんとしよう。

2007/01/31

月末だ

1月ももう終わりだ。
今月から新しい仕事が始まり、それに伴ってトレーニングとしてシンガポールへ2週間、帰ってきてからもなにやらあれよあれよという間に、1月最終日になってしまっていたという感じ。その間誕生日もあって、ケーキ作ってもらった。

なんとなく、ああ誕生日だなぁと思っていたら、豪勢な料理を用意してくれてたり、娘ボールの具合が悪くて死ぬほど忙しいのに、ケーキの準備してくれてたりして、とても嬉しかった。ありがとう。

新しい仕事の方は、正直まだ何も見えていない。
今までとは違う業界なので、知るべきことが大変に多く、またそれらが一気に頭の中に入ってきている状態なので、まだ全然整理がつかない状態だ。デフラグが必要な感じ。

オフィスが大変遠いのが難点だが、この問題も年内中には何とかクリアできそうだ。オフィスが引っ越す予定。

さて、油売ってないでそろそろ仕事しよう。

2007/01/30

馬鹿はくだらないテレビをみて信じる

時事ネタってわけじゃないけど。
あの納豆の効果を捏造したテレビ番組だけど、まぁ確かに嘘をつくのは悪いが、たかがバラエティー番組にあれほど目くじら立てなくても。

バラエティー番組なんかの言うことを真に受ける視聴者が悪いと思う。

2007/01/25

給料日だ

オフィスがあまりにも遠いので、是非移転しましょうという話をした。
幸いシンガポールにいるVPも、オフィス移転に前向きで、一応移転する方向は確定しているようだ。ただそれがいつになるか。年内に移れればいいなぁ。


給料日だった。
年俸制で、提示額を単純に12で割った金額が毎月支給されることになっているので、月々コンスタントに入ってくる金額が結構増えたので何か嬉しい。

年俸は転職時にまぁ一応増えたんだが、今度の会社は交通費が出ない。しかも通勤に2時間くらいかかってしまう程遠いので、通勤費が結構嵩む。年間30万弱だ。痛ぇなぁ、これは。もっと給料上げるべく頑張るか。

2007/01/24

ムカムカ

昨日NHKのとある番組で、日本の大学の事を扱っていた。
それによると、生徒数は減る一方であるにもかかわらず、大学の数は増え続けている。いわゆる「大学全入」時代に突入するという。

駿河大学という、予備校みたいな名前の大学の、学長だか副学長だかが恥ずかしげもなく、「学生はお客様であるから云々・・・」と言っていたのがとても印象的だった。

大学は学問の府であって、その名のとおり学問を志す人が勉強しに集まるところであるべきだと思うが、学問なんかよりやっぱり金か。やれお化粧コース(当然単位はもらえる)だカラオケ付きの学生寮だ、資格取得だとかで学生を釣るのは間違っているだろう。そういうのは専門学校とかに任せとけばいい。

例えばグーグルの創業者2人は、ひたすら数学が好きで、博士課程で何やら忘れたがよく分からない研究に没頭し、それが結局今のグーグルの成功に結びついている。そういう一見すると何だかよく分からないような研究が、新しい技術のコアになり、そこに枝葉がついて、一般に使える技術になっていくんだと思う。

お化粧の技術みたいなもんは、お母さんとかお姉ちゃんとかにでも尋ねろと思う。大学でやることじゃないよなぁ・・・。資格とかも勝手に勉強して取れよ。大学は「学位」という価値のある(はずの)資格を取得するところだ。

まあとにかくそういう下らない大学は「大学」として存在する価値無し。そういうのは国がちゃんと見極めて認可しなくていいのだろうか。それとも現状でいいと思ってるとか?

別にNHKが悪いわけじゃないけど、何か見ていてムカムカした。日本の将来は(少なくともそういう大学に籍を置いているお馬鹿世代が国を背負って立つような時代)暗黒だな。ばら色なのはそいつらの頭の中だけだ。

うちの娘ボールちゃんには、ちゃんとした教育を受けてもらいたいなぁ。

2007/01/22

技術屋な人

遠い!遠いよオフィス。

しかしシンガポールのVP氏によれば、オフィス引っ越すようだ。 何たる幸運か。方針通りに引っ越しが行われるのであれば、100%近くなる、はずだ。早く引っ越したいなぁ。

ところで今日、オーストラリアからパートナー会社の人が来た。
オーストラリアには意外とテッキー(テクニカルに強い人)な人たちが多く、その人も典型的なテッキーオージーだった。

うちの製品を相当ブリブリにカスタマイズして、その場で自分達で作ったアプリのソースコードをゴリゴリ直したりしていた。年齢的には結構いっている感じの人で、日本にはあまりいないタイプだ。

日本だと、何かちょっと偉くなったり経験積んだりすると、すぐにソースコード書くのをやめたり、現場を離れてみたりすることが多いけど、そういうのはちゃんと経験を積んだ人がきっちり丁寧にやるべきだ。

「プログラマー」の地位がやや低いというのが、この国から世界に通用するソフトが出てこない一つの理由だと思う。大筋の設計とかするのは確かにプログラマーじゃないが、例えば無駄なメモリやCPUを使わず、物凄く早く動くアルゴリズムを書いたりするのはプログラマーだ。

今日、そのオージーを見てふとそんなことを思った。

2007/01/20

帰国

ホテルから空港へ向かうタクシーの運転手。
このおっさんがものすごくシンガポール好きのおっさんだった。これが本当に無邪気にシンガポールが好きみたいだった。結構いい年したおっさんだったが、つたない英語でいかにシンガポールが素晴らしいかを一生懸命話すのだ。

例えば、空港に関して言えば、使用する航空会社によってターミナルが異なっているわけだが、それを見分けるのがすごく簡単だとか。他には、看板は基本的に英語で書かれているので、国際的で大変よろしいとか。

すごく無邪気に話すので、聞いてて愉快だった。

熱帯から真冬の日本に帰ってくるので、ちょっと応えるかとも思ったけど、意外に大丈夫だった。というかむしろちょっとマヒして感じにくかったというか。これからちょっと慣れてくると寒さもだいぶ感じるようになるだろう。気をつけよう。

娘に2週間会わないうちに、何か随分成長した。まず声が違っていた。ちょっと女の子っぽくなっていた。あとは言葉。意味のある単語を発するようになっていた。成長著しいなぁ。楽しみ。

今回のレビュー・今後の抱負

最終日のトレーニングも無事終わった。

今回密かに目標にしていたことは
1.技術的な知識の習得
2.顔見知りを増やす
3.存在を何とかアピールする

1. はOK。普通に勉強してれば何とかなる。問題は2と3で、自分が今まででも一番苦手としてきたものである。

しかしそんなことも言ってられないのでなんとか頑張った。人の名前と顔を覚えるのが得意でないので苦労したが(まだおぼろげな人も結構いる)、何とか覚えるようにして、いろいろ話しかけてみるなど、まぁ及第点。

存在のアピールについては、今回一緒になった参加者が(特に新規採用者)、イマイチ冴えない感じの人たちだったおかげもあって、なかなかいい感じでアピールできた。質問もバシバシしたし。

この調子で存在感を強めて行こう。

2007/01/18

ミーティング

朝からホテルでミーティング。
内容は日本での06年のビジネスレビューと、07年の展望について。
自分自身は今年から新しく入ったのでよくわからないが、06年日本でのビジネスは結構厳しかったようで、05年と比べるとかなり大幅なマイナス成長だったようだ。

シンガポールの経営陣からそのあたりに関する結構厳しい質問と、07年の展望に対するこれまたキツイつっこみがあった。

なるほど、これがこっちのスタイルか。というかアメリカの会社だからアメリカ流というか。以前も米国資本の会社に勤めていたので、米国流の働き方というのは少しは分かっていたつもりだが、こんな風に経営陣と直接対話する機会は全くなかったので、相当いい刺激になった。

何かまさにMBAの授業でやるような内容が、実際に実ビジネスとして目の前で起こっている。まぁMBAとかやったことないんだが。けどきっとこんな感じだろう。勉強になった。

こういう風に、経営側の意見を直接聞いたり、戦略とかについていろいろ話をできたりすると、自分としても仕事がしやすい。

毎年この時期にこういうミーティングがあるようなので、次はもう少し数字のことを分かるようにしておきたいと思う。まぁとりあえずはここの技術的な知識を身につけることが先決だが。

そろそろおしまい

今日はまた、あちこちから追加で人が集まって、大きめのミーティング。4半期毎のレビュー。僕が参加するのは夕方以降からだったので、それまではオフィスで今までやったことをちょっと復習。今回トレーニングに参加している他の2人は来なかったので、一人でじっくり勉強することができた。

ようやくあと2日になった。2日といっても明日はまたミーティングだし、あさってもトレーニングはほとんどない。実質トレーニングはほとんど終了だ。

今度は家族でシンガポールに来たいと思う。

2007/01/16

情報過多気味

さて、明日からはトレーニングはちょっとお休みで、アジアパシフィックエリアの、何かレポート報告ミーティングみたいなの。ちょっと一息だ。しかも滞在しているホテルで開催されるので、朝タクシーに乗らなくてもよい。

とはいいつつも、実は参加するのは夕方からなので、それまではオフィスへ行って自主トレだ。

今日はまったく新しいコンセプトに関するレクチャー・実践が立て続けであったので、ちょっと情報を処理しきれずにいる。これからすこし見直さねば、明日になればすっかり忘れてしまっているだろう。

2007/01/15

Welcome Dinner

今日はアジアパシフィックエリアのエンジニアが集まってのミーティングだった。中国・香港・オーストラリアから。

名前は覚え切れていないが、いろんなバックグラウンドを持った人たちが一同に会して、共通の目標に向かってパフォーマンスを発揮するという環境は、とても刺激的で勉強になることがたくさんある。しかも今の会社は、規模的に前にいたところよりも、かなりリーズナブルというか、小ぢんまりしているので、組織の中で果たす自分の役割の重みが、一層大きくなってやりがいも感じる。

朝8時40分のミーティング開始から、昼過ぎ頃まで、各地域の2006年のレビューと、2007年に向けた展望等をプレゼンし、その後はハンズオン的なトレーニングに入った。

この前半のレビューとかは、来年自分でもやらなければならないものなので、聞く方としてもちょっと気合が入った。シンガポールx2人、香港と来て、中国のエンジニアに順番が回ってきたが、内容的にも英語的にも、ちょっと気の毒なくらい出来が悪いプレゼンだった。

まずベースになるグラフとか、話す内容とかが、同席しているマネージャーが以前に行ったプレゼンのコピーで、しかも意味不明にスライドをバンバン飛ばして、理解できない英語で話すので、まったくチンプンカンプンだった。さすがにダメ出しされていたが。

苦手な英語でよく頑張っていはいるんだが、いかんせん内容が同席しているマネージャーのコピー。さすがにそれには一同びびった。びびり蟹も真っ青なくらいびびった。

それは置いといて、夕食は全員でどっか水辺のレストランへ。
幸い雨も上がり、涼しい風がさわやかなこの時期にしては最高のコンディションだった。料理はインドネシア料理。なかなかのクオリティーでした。ご馳走様。

ところで、そのレストランには、アジアパシフィックリージョンの最高責任者(全社的にはVPの人)の車に乗せて連れて行ってもらった。この人見た目は相当若い。まだ40代前半程度か、ひょっとすると30代後半まであり得る。いわゆるスマートなタイプで、がつがつ頑張って成果を挙げるという感じではない印象を受けた。まぁわからんけど。

車はやはりというかベンツで、屋根が自動で開いたり閉じたりするやつ。何かいいやつ。乗り心地よかったです。車の高いシンガポールでは軽く1千万くらいしそうなやつみたい。うへー。ほかにもBMW5シリーズと、なぜか日産サニーを持ってるそうだ。

いやー、持ってる人は持ってるな。俺も持つ側になろう。

2007/01/14

シンガポールの日曜日

昨日はずっと歩き通しだったせいか随分疲れてしまい、多分12時過ぎくらいに泥のように眠りこけ、朝は10時前に目が覚めた。

急いでシャワーを浴びて朝食。
昨日相方と電話して何が欲しいかリクエストしてもらい、今日はそれを買いに街まで。正直お土産とかって、何買っていいのかほんとぜんっぜん分からない。ウケ狙いでマーライオンの置物とかも考えたりしたが、まったく他人にあげるなら別にいいけど、要はうちに持って帰るわけで、そう考えると邪魔になることは明白なので、下手なモノも買えない。

結局GNCという、オーストラリアに住んでいた当時よく行っていた、何か健康関係のものを扱う店で、いつも使っているシャンプーをリクエストされた。それなら実用的だしいいかもね。あとは娘ボールに何か。

そんなわけで、いざ再びオーチャードロードへ。
勝手知ったるMRT。スイスイとチケットを購入し、ホイホイっと乗り換え。はい到着。。。大雨だ。あいやー。傘持ってないし。しょうがないからまずは傘探すか。駅から一番近いデパートに向かったが、傘のある気配が全くない。店員に聞いてみても「さぁ」とか言う。「地下行ってみろ」と言われたので行ってみたがそこにもない。挙句の果てには近所の別のショッピングセンター行けと言う。

雨降っててそれができないからここに傘買いに来てんじゃんかよぅ。
雨が小降りになったのを見計らい、サッと隣のデパートへ。ここでは旅行用品を扱うような店で折りたたみ傘を見つけたが、値段が45ドルと傘にしては相当ハードルが高い。背に腹は変えられないしなぁ、と思案したが、結局保留。折りたたみ傘に3500円とか払いたくない。

あちこちうろうろしたが、なかなか見つからず、段々腹が立ってきた。この国では国民は一体どこで傘を買っているのか?雨季とかあるんだから傘いるだろうが。あきらめ半分でうろうろしていたら、あったありました。臨時の傘売りコーナーみたいなのが、化粧品売ってるところの一角に。値段も$3.9とさっきのに比べると比べ物にならないくらい安い。よかったさっき買わなくて。

それにしてもこんなところにあるとはな。どれどれどんな色があるのかな。赤、青、オレンジ、ピンク、緑。派手やな。黒とかないのか。うーん、緑にするか。緑を選んでレジに。よしこれで行動できるぞ。

まず娘ボールに帽子と部屋履き要のふかふかのブーツみたいなのと、帽子を買った。別に念入りに選んだわけではないけど、何かあったかそうでふわふわしてたから。GNCはなかなか見つからなかった。希代の方向音痴である俺は、一度行ったところにもう一度行くということがなかなかできないのだ。もちろん今行ったところから逆をなぞって戻ってくるというような芸当もできない。

したがって相当うろうろして、なんとなくおぼろげながら持っている記憶と照らし合わせながら歩き回ったところ、ようやく見つけました、GNC。しかしお目当てのシャンプーは置いてなかった。残念。

ということで、今日は疲れてるしランチ食って帰ろうと思い、あちこち物色。といっても雨だし外出るのは面倒なので、デパートの地下に入っているレストランだ。日本食もいくつか入っており、片方の蕎麦屋では蕎麦打ちする部屋がガラス張りになっていて、蕎麦打ちの実演が見られるようになっている。

日本でもあまりじっくり見たことがないので、せっかくの機会だから足を止めてじっくり観察してみた。こねて伸ばして切る。それだけだが、特に伸ばすところはなかなか技術がいりそうな感じだ。切るのも上手。さくさく切っていくと、見事な麺ができた。ギャラリーからも小さく「おぉー」とか「Wow」とか聞こえてくる。

しかし結局蕎麦は食わず(高いから)、横にある中華風の店で、代わり映えもしないチキンライスを食った。サービス・値段・質ともに良くない。なんて店だったろう、忘れた。ここにだけは2度と行くまい。あれで相場どおりの値段ならよかったが、相場の軽く4倍くらいの値段だったかな。まぁそのデパートに払う場所代が高いってのもあるんだろう。あと客層はほぼ100%観光客だし。

そんな感じで、3時過ぎにはホテル着。読み残していた新聞に目を通したり、ちょっとうたた寝したりして過ごした。こういう時間もいいもんだ。

2007/01/13

ぶらぶらと

今回のシンガポール滞在では、最初で最後の週末だ。次の土曜の早朝には日本に帰る。晴れてくれればいいなぁ、と思っていたら、季節的に(雨季なので)太陽が出ることはなかったが、雨は降らずに一日持ちこたえてくれた。

朝はいつもどおり6時前くらいに起きて、ゆっくり朝飯食って、ちょっとそのあたりを散歩でもしてみようかと思っていたが、起きたら9時前だった。うっかり目覚まし代わりに使っている、日本から持ってきた携帯を金庫から出さずに寝てしまったのだ。あいやー。

急いでシャワーを浴びて朝飯。別に急がなくてもいいんだけど。

新聞を丹念に読みながら、急ぎつつも普段よりしっかりと朝飯を食う。日本にいるときよりも新聞読しっかり読んでるな。

さてまずはMRT(Mass Rapid Transportation だったかな)に乗って、日本の高島屋とかもある Orchard Road へ向かった。愛する妻と子に何かお土産でも、、、というのは嘘で、まずは自分用に名刺入れを見るためだ。すまぬ。

あちこち見て回ったけど、結局日本にあるものと特に代わり映えするはずもなく、しかも値段だった全然安くない。ちっ、使えねーな、シンガポール。食い物はすごくいいが。

それからまたMRTに乗って、Little India へ。インド人街だ。うん、確かにインド人街だ。駅を降りるといきなり人と車がひしめき合っていた。ここでは交通ルールもインド風だ。インドは行ったことないけど、何かインドの混沌をちょっと薄めて持ってきたという感じ。小腹が減ったので、せっかくだからカレーでも食おうかと思ったけど、ちらっと見た店は、ほんとにインド人ばかりで、みんな当然のように右手だけでカレーを上手に食っている。皿は葉っぱだ。

あ、これは敷居が高すぎるな、と思ってそのまま歩き続けて結局フードコートで飯を食った意気地なしな俺だ。ここで何か面白そうなお土産を見つけようと思っていたが、置物とかは邪魔になるし、かといって服とかそういうのは、これまた香ばし過ぎるしで、結局そのままチャイナタウンへ。

オーストラリアに長く住んでいたせいか、チャイナタウンはありふれ過ぎたものだった。いくつかの通りに小さなみやげ物屋とかがひしめき合ってるんだが、結局売ってるものはどこの店も似たり寄ったりで、ガラクタばっかり。じっくり見れば何かあるのかもしれないけどね。

そんなわけで結局ここでも何も買わない意気地なしな俺だった。あ、あれだ。オーチャードロードでは、MP3ウォークマンに付けるSONYのクリップ買ったよ。実用的。日本で買ったほうが全然安いと思うけど、どうしても必要だったので。


ちょっとシンガポールで乗ったMRTについて。
さすがに先進国らしく、切符がクレジットカードと同サイズの、プラスチックのカードになっていて、それを改札の所定の位置にかざすというタイプのものだった。切符を購入する時は、デポジットとして+1ドル取られるんだが、乗った後はそのカードをまた切符自販機に挿入すると1ドル返ってくる仕組みだ。

電車は無人運転で、何か整然と走っている感じ。駅のホームから線路は完全に隔離されていて、電車が止まると、電車のドアと一緒に壁のドアも開いて乗り込むという感じ。飛び込み自殺は絶対にできないようになってる。これは日本でもやって欲しいな。

まぁとにかく駅もきれいだし、電車はとても快適だった。

晴れろ

また雨だ。
今日は7時半からミーティングがあったため、ホテルを7時に出発。朝飯が6時半から始まるので、それに合わせて、そのまま出かけられるように準備して朝飯を済ませた。おお、なんかビジネスマンっぽい感じだ、これ。

タクシーでオフィスへ向かい、予定通り7時半からミーティングが始まった。2007年の展望とかビジネスゴールとかそういった内容。同時に、エンジニアとして自分達がどういうゴールを持つか、という事のお話。今度の会社はそういう事をちゃんとシェアするという、当たり前の事がちゃんとできる会社でよかった。

8時半過ぎには終了し、そこからまた長い長いトレーニングの始まりだ。本来数日かかるものを1日とかに詰め込んでるので、ただでさえ大変なのが、機材の不調とか意味不明なトラブル等で余計に時間がかかってしまい、結局終わったのは21時過ぎだった。腹減った・・・

現地の同僚の一人が車でホテルまで送ってくれた。普段はこっちの8時頃に家に電話するんだが、今日は9時半過ぎになってしまった。ご飯は電話の後で食べた。火曜あたりに食ったチキンカレー風の何か。10時過ぎだというのに、ひっきりなしに客が来ていた。

さて明日は土曜日。晴れてほしいなぁ。。。

2007/01/11

雨とか

雨だ。
うっかり傘を持ってくるのを忘れてしまったので、雨が降るとちょっと行動がとりにくいのだ。傘買えばいいじゃんって話だが、それも何かあれだし・・・。トレーニングから戻ってホテルに引きこもろう。

いや、あれだ。コンビニ行ってフォンカード買って来なきゃ。
晩飯どうしようかなぁ。。。。
ホテルで食うか。高いけど。なんかそこらの屋台みたいなところで食うのに慣れちゃったもんだから、ホテルで晩飯食うのは抵抗があるな。

さて、フォンカード買いに行くか。

2007/01/10

トレーニング3日目終了

ソフトウェアの業界からハードウェア業界に移ったわけだが、今のところ特にこれといった不利とかそういうのはない。むしろソフトウェア開発の経験があってよかったと思っているくらいだ。

ハードウェアといっても、やっぱりソフトウェアが動かすわけで、制御するためにコマンド使ったり、簡単なプログラミング(結構プリミティブなストラクチャーだが)とかが必要になるので、そういう面で今一緒にトレーニングを受けている人たちよりも一歩先に進んでいる感じだ。

というか、そいつらの理解力にやや問題アリな気もするけど。

そんなこんなで、相当タフなトレーニングも3日目を終えた。
シンガポールの英語も特に問題ないし、生活自体にも特に問題はない。食い物安くてうまいし。家族に会えないのだけがアレだな、ちょっと問題だな。まぁけどたまにはいいか。電話しても、俺がいない方がなんかすごく規則正しい生活できてるみたいだし・・・

週末はブラブラしてみよう。

2007/01/09

タフな1日

お、古いBloggerから新しいのに乗り換えできるようになってた。

今日はなかなかタフな1日だった。
5時半に終わるはずのトレーニングが、結局7時までかかった。
聞いてみると、本来2日でやることを1日に詰め込んでいるのだそうだ。ちなみに同じトレーニングをパートナー企業に提供するときは、3日かけてやるそうだ。そりゃしんどいや。

家族と離れているのは寂しい限りだが、まぁ割とシンガポール生活をエンジョイしている。
かなり整備された相当な先進国でありつつも、アジアの雑然とした雰囲気が同居していて、結構落ち着くのだ。

オーストラリアもこんな雰囲気だ。初めてシンガポールに着いたときは、オーストラリアに似てる!と思った。

地元の人たちが食べているようなフードコートでばっかり飯を食っているのだが(会社が出すんだから、ちゃんとしたレストランとか行けばいいとも思うけど、、、こっちはこっちで面白いし)、メニューもオーストラリアでよく食べていたものとそっくりだし。オーストラリアにも相当な数の中国人・マレー人・シンガポール人・インド人 etc.etc. がいたので、不思議はないが。

とにかく、結構タフなトレーニングをこなしつつも、割とエンジョイしているのである。

シンガポールから

しまった。気づいたら随分とアップデートをサボってしまってた。

年が明け、新しい年が始まると同時に、僕の仕事場も新しく変わった。
オフィス環境は大変よろしいが、いかんせん通勤に2時間近くかかってしまうのが大きな難点である。先日はその辺で相方と口論してしまった。。。

往復4時間は確かにちょっとなぁ。
何とか短縮できないか思案中だ。行き方は結構いろいろあるので、全て試してみよう。

さて今はトレーニングでシンガポールに来ている。
初シンガポール。日曜の夕方に到着したばかりで、月曜から早速みっちりとした相当タイトなスケジュールでトレーニングが始まった。

トレーニングについては、今日始まったばかりなので何とも言えないが、シンガポールについて少し。
今の季節は雨季のようで、思っていたよりも気温的に過ごしやすい。
しかし真冬の日本から来たばかりなので、まだちょっと変な感じだ。でも日本の夏とよく似ている気がする。じめっとしていて。

空気はどこかユルい印象を受ける。嫌いではない。
飯は安くて旨い。
オーストラリアにいたときによく食っていたものと感じがよく似ているので、違和感なくいろいろ食べられる反面、新鮮さには欠けるかな。

週末あたりには、少しあちこちブラブラしてみよう。
家族にイカしたお土産買わなきゃ。