2007/04/06

どうでもいいけど何か腹立ってきた

4月になった。
今日あたり、高校の入学式があちこちであるようで、ちょっとよそ行き風の服を着た母親と新高校生が一緒に歩いているのをよく見かけた。

新入生だからフレッシュかと思いきや、もうすでにみっともない化粧して髪は変な色に染まっている。まぁそんなの中学正の頃からだろうが。。。

以前オーストラリアにいた時に、何人かの友人に、「日本人の髪は元々茶色とかそういうのだと思ってたよ。何でわざわざ染めるのか。アホなのか?」と聞かれた事があった。「Yes, AHO desu.」と答えておいた。

髪を染めたり、不必要なみっともない化粧したりするのは、まぁ単にお洒落だと勘違いしてやっていたり、あるいは外見を変えてみたりして個性をアピールしようとしているんだろうが、逆に没個性になって、そういうところに気づかないのはやっぱりアホなんだなぁ、と自分の意見の正しさを再確認した。

確固とした自我というか自分の中の軸みたいなものがしっかり確立されていれば、それは立派な個性だが、そういうのがないから、何か外見で差別化しようと必死なんだろう。

最近オヤジ化して、外見とか着るものには気を使わざるを得ない僕だが、昔はそういうものを気にする事はとても恥ずかしいことだと思っていた。今でも、テレビコマーシャルに煽られたり下らない芸(無)能人に影響を受けたりして、やれエステだ整形だ何だかんだと踊っている奴等を見ると虫酸が走る。

価値観が多様化している現代とか言われたりするが、実は真逆で、価値観は極端に均一化している気がする。「かわいい」かそうじゃないか、「面白い」かそうじゃないか。それだけで9割方決められてるような感じだ。

多様性がなくなると、社会は活力をなくし必ず衰退する。多様性とは他人を尊重し、違いを認め、そして受け入れることだ。そういう懐の深さみたいなのがなくなってくると、言い換えれば、何か余裕とかゆとりみたいなものがなくなってくると、価値観が均質化してくると思う。それが今の日本だ。

それを防ぐためにはどうするか。それはこれからゆっくり考えようと思う。

0 件のコメント: