2009/01/15

大変な1週間 3/3

家に着いてコウコウの様子を確認し、就寝。
もちろんイソジンと手の消毒は忘れない。それからキヨーレオピンも。
マーティに関してはとりあえず峠は越したから、あとは回復を待つだけだろう。コウコウも発見が早かったから、今もらってきたタミフルを全部飲み終える頃には完治しているだろう。

朝。ん、背中がゾクっとする。背中というか全身の肌が敏感になっている感じ。この感じは熱が出る前か出てしまったかに間違いない。やっちまったかぁ。。。。熱を測ると38度6分。ただ、この時点では身体のだるさとかそういうのは一切なかったので、引き続きマーティの所へ行って看病、というか遊び相手を勤めるつもりだった。図鑑持って行ってあげる約束もしてたし。

しかし、一応念のため行きつけの医院で朝一診てもらうようにした。そのとたん何かやり切れないくらいしんどくなってきたような気がする。とにかく、その行きつけの先生のところへ、這うようにして訪ねる。朝一でまだ鍵がかかっていたので、玄関先でしゃがみ込んでいると、先生自ら鍵を開けてくれて、中でお待ちくださいと。相変わらず親切な先生だ。

で、一番初めに診てもらえることになり、インフルエンザのテストを早速してもらう。鼻の粘膜を採取するため、細い綿棒みたいなものを、鼻のかなり奥の方までつっこまれ、グリグリされる。これが結構痛くてしかも長い。グリグリグリグリグリグリグリグリ・・・。もういいんじゃないの?と思ってもまだグリグリ・・・。

グリグリしたのを検査紙になすりつけ、待つこと数分。出てきた結果はやはりバッチリ陽性。はっきりとした2本線が現れていて、A型のインフルエンザであることを示している。マーティ、コウコウと全く同じだ。ま、当たり前か。というわけで、めでたく親子でインフルエンザを共有してしまったわけである。これを聞いたとたん、何やら免罪符を得たかのような気分というか何というか、気持ちがちょっと折れたのが分かった。あ、頑張らなくてもいいや、みたいな。自分もあの恐ろしい病気にかかってしまったのだから。

しかし現実的にはそうも言ってられんわけで。病院には、治りかけとはいえ、まだ完治はしていないマーティがいる。家には若干7ヶ月でインフルエンザにかかってしまった不憫な赤ん坊。そして私は34歳で自分の娘・息子からインフルエンザをもらった間抜けなオッサン。勝負アリだ。赤ん坊の面倒は最低限見なければならない。

悪いことに、ちょうど受験シーズンであるため、相方の仕事が忙しい。今日は塾で出てしまう。その間コウコウの面倒はしっかりと看てやらなければいけない。インフルエンザの特効薬と言われているタミフルをもらってきたが、赤ん坊と2人きりなので、念のためこのタイミングで飲むのは控えておいた。万が一何かやらかしたらいやだし。そういうわけで、面倒看るというか、コウコウと2人で寝ることに。

寝苦しいのか、熱でうなされているのか、コウコウはちっともじっとしていない。ちょっと眠ったかと思えば次の瞬間には何やらうぁうぁ言いながら、布団から這い出している。まさかタミフルの影響かっ?な分けもなく(多分)恐らく熱でつらいのと、慣れないオッサンと一緒に寝なければいけないので、寝にくかったんだろう。引っ張り戻しては寝、寝ては引っ張り戻すというのを繰り返す。しんどい・・・。結局いましめた。いましめというのは、我が家用語で、赤ん坊をダルマのように毛布などで包んでしまうことを言う。モンゴルの赤ん坊とか、その他外国等では結構見られる赤ん坊の包み方だ。で、ようやく落ち着いて寝られた。コウコウにとってはちょっとたまったもんではなかったかもしれないが。。。

そんなこんなで、正直この前後のことはあまり記憶にない。ずっと寝ていた。次の土曜も多分ずっと寝ていたはずだ。途中這い出て薬飲んだり水分摂ったりしたと思う。マーティは土曜に退院と聞いていたが、さすがに我が家がこの状態では、受け入れられないため、義母のところで預かってもらった。

明けて日曜。
少しスッキリした。熱も落ち着いたし何より意識がはっきりしている。まだ全く完治とは言えないが、割と普通に歩いたり動いたり出来るようになってきた。

と、だいたいこんな感じで、あとは徐々に治っていき、未だに若干微熱感とか咳とか鼻水とかは残っているが、別にちょっとした風邪という程度で、インフルエンザは完全に抜け切った感じ。

一方コウコウは、あれから盛んに咳込むようになり、まるで子犬かアザラシのような音を出すようになってきた。この状態が丸2日続いたので、再度病院のERに夜連れて行き、レントゲン検査や気道を広げる治療をして、薬を処方してもらって帰ってきた。コウコウは苦しそうである。

強い薬を飲ませたときは、しばらくは落ち着いた感じであったが、すぐに子犬が復活する。そのせいで本人も眠れないし、一緒に寝ている相方にも相当負担がかかっていた。その状態が4日間続いたので、本日再度病院に連れて行ってもらう。今度は行きつけの小児科だ。するとあまり好ましい状態ではなかったようで、こういう状態が続けば最悪な結果もあり得るとのこと。気道がちゃんと確保できず、呼吸が出来なくなってしまいかねない状態だったよう。

あな恐ろしや。万が一にもそういうことがあったりしたら、それはもう後悔してもしきれないし、それより何より一生立ち直れない。マーティに引き続きコウコウにまでこのエラーである。柔道で言えば指導・指導で「有効」取られちまった感じか。とにかく、今は3時間おきに気道を広げるための何か吸引機みたいなのをさせて、2日ほど様子を見るということである。

さっきこの吸引をさせたが、効果が出ているのか今はスヤスヤと眠っている。今までろくに眠れなかったもんな。ゆっくりおやすみ。

さて、大変な1週間もこれで一応は完結とする。まだコウコウが完治していないが、これは多分このまま快方に向かうだろう(希望的観測)。もう2度とこんなことがないよう、うがい・うがらいちゃんとして、次はワクチン打つようにしよう。

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