2005/10/31

SOAだ。

雨が降ると言われつつもいい天気の一日。

もう11月になる。そろそろ臨月だ。
家族が一人増えると思うと何か感慨深いものがあるんだろうが、実はまだない。実際に抱いて重みを実感したり、寝てるところを泣き声で起こされたり、突然の 発熱で病院に走ったり、笑いかけたら笑い返してくれたり、そんなことを繰り返して、自分のなかにしみこんで行くんだろう。


まぁ何はともあれ、SOAだ。Service Oriented Architecture.
今のところはまだまだ日本では適用されていない状況らしいが、これから間違いなくSOA化していく模様なので、とりあえず勉強しといて損はないだろう。

キーワードは多分「結合」だ。すでにある機能(サービス)を結合させてシステムを構築する。

こっちの大学時代、約3年ほど前に、IBMと提携しているという授業を取っていた事がある(これを取ってればIBMにすぐ行けるんじゃないかと少し思って いたから取った)。そこで講師が、「wrapper (サービスとサービスを繋ぐもの)が大事になってくる」だとか、そういう事を言っていたが、今思えばそれがSOAの考え方だったのかと気づく。そのときは 多分SOAという言葉は使ってなかったと思うが。

アプリケーションを自分で書くことにしか興味がなかった当時の僕には、何言ってんだハゲ、という印象しか与えなかったが、今となっては何たる無知かと思う。常に謙虚でいなければいけない。

まぁそういうわけで、また勉強しなきゃいけないものが増えたのだった。

2005/10/23

シドニー日本食事情

日曜、すごくいい天気。夕方ビーチへ散歩に出たついでにちょっとルアーを投げてみた。当然音沙汰なし。こういうのは釣れるとか釣れないとかは関係ない。そんな小さな事にはこだわらないのだ。自然と触れ合うのが目的だから。などと言ってみる。

たまに日本食を食いに行く。いわゆるラーメン屋とか定食屋みたいなところだ。こんな質の悪い食い物を客に食わせて良心の呵責等は起こらないのかと不思議に思うことが、悲しいかな多いのだ。

こっちに長くいるので、感覚がマヒしてくるのか、腹が減って判断力がなくなってしまっているのかよく分からないが、何かラーメンとかカツカレーとか、そう いったものにありつけるというだけで嬉しくなってしまうのだ。しかしよく考えてみると、あんな質の悪いものに10ドルとか15ドルとか払う価値はあるのだ ろうか、と思う。

こないだ(10月8日)、 Artarmon という駅前にある「ラーメン元気」とかいうところで食ったカツカレーだが、カツの質が非常に悪かった。まぁそんなものでもカツカレーなんか久しく食ってな いから、腹がすいている始めのうちは非常にエンジョイしたわけだが、よくよく反芻してみると、それで商売しようと思ったのは何故ですか、と問い詰めたくな るような代物だ。妻が食ったラーメンも、しょっぱくて大変だった。人様からカネを取っていいレベルに達しているとは思えない。

一応フォローしておくと、カレー自体は悪くなかった。まぁカレーをまずく作れる方がどうかしていると思うが。ちなみにそのカレーをまずく作れる日本食屋が 「てんさん」というラーメン屋である。ある意味偉大だ。それで10ドル以上は盗る。いや、取る。なかなかのチャレンジャーだ。

そういうまずいものでも、シドニーにいる日本人は喜んで食っているのが本当に不思議だ。そういうものを出されるのは侮辱だと思ったりしないのだろうか。そ れともみんな本当にうまいと思っているのか。あの客の入りを見ると、みんなそれ程悪いとは思っていないんだろうな。世も末だ。

悪いものを悪い、まずいものをまずいと言う風に言ってあげないと相手のためにもならないのに。裸の王様だ、それじゃ。

客がその調子だから当然店のレベルも低値安定だ。一向に上がる気配はない。むしろどこまで質を下げられるか、質の下限に挑戦している気配すら僕には感じられる。最低限の質で最大限の利潤を追求しているわけだ。それはそれですごいが。

オーストラリアは多民族国家だ。本当にいろんな国の人たちがいる。そういう中であのようなものを提供して、いろんな国の人たちにあれが日本食だと思われる のは本当につらい。本当に嫌だ。恥だ。あんなの日本じゃ食わないですよ、と声を大にして言いたい。あんなの食い物じゃないですよ、とも教えてあげたい。そ の辺の日本食屋をやってる人たちは、ちょっと味を知ると同時に、恥も知るといいと思う。

そういうわけで、たまに職場の同僚とかに「いい日本食レストラン知ってる?」とか聞かれると、本当に困るのです。いい中華ならいくらでも知ってるんだが。。。

2005/10/22

ちょっと横道にそれた。

先日金曜日は休みをもらって妻と病院へ。腹の中の小さな人は順調だ。

前々から興味があったリッチクライアント。近頃は全く開発関係の仕事をする事がなくなったので、そういった情報をチェックすることが随分減ってしまったが、ふと @IT のサイトを見てみる。

何 か Ajax とかいうのがちょっとした流行になっているのか?サイトによれば、『XML形式のデータをJavaScriptで処理することで、ブラウザのHTTPによ るページ遷移とは非同期にサーバとやりとりして「動的に」ページ内容を変更する仕組み』だそうだ。何か XMLHttpRequest とかいうものを利用してC/S間でデータをバシバシと通信するとか。

まぁ通常のように、何かアクション(リンククリックとか)→サーバー からのHTTPレスポンス、というコミュニケーションに加え、JavaScript がバックグラウンドでサーバー側とやり取りして何かうまいことできるらしい。クライアントサイドにかなり依存するので、多分IEじゃないとうまく動かない とかいうのがあるようだ。

そんで、Ajaxを使用したサイトとして、gmailフォト蔵な どが挙げられていた。gmail は知ってたがフォト蔵は初めて聞いたので、ちょっと行ってみると、写真をアップして10000枚まで保存できるサイト。インターネットに公開したり、友人 や家族にだけ公開したりできる。まぁコンセプトとしてはよくある感じのサイト。これがAjaxを使っている。

どんなところがAjaxなのかというと、例えば画像をアップする際に、ローカルPCから画像を選択する。すると、選択するや否や、ページ上にプレビューが表示される。多分の部分とかがAjaxなのかな。そんなわけで早速ユーザー登録して、写真をアップしてみた。これ

画像をアップするために、新婚旅行で撮った写真を再整理。ネコの写真をアップした。何かリッチクライアントを調べているうちに完全に横道にそれてしまったが、何か面白そうなサイトを見つけられたのでよし。

2005/10/14

金曜日

さて、あっという間に金曜日だ。
近頃はちょっと寒い天気が続いている。くもりがち。ビーチの散歩も滞り気味。

11月終わりごろか、12月初め頃に子どもが生まれる予定だ。
僕が所属するチーム(約40名程度)の中で、その辺りに子どもが生まれるという人は、なんと僕を入れて4人もいる。しかも全員父親だ。逆算すると、2月から3月あたりに一体何があったのか?

明日また、先週行ったとこに行く予定。
今度はエビカツカレーを食べよう。

2005/10/10

馬鹿と不幸な人間は俺の側に寄るな

いい天気。月曜の出勤はやっぱり「えいっ」という感じで勢いをつけないとな。動けない。

今ある能力を10とする。普段の仕事の中で、常に その範囲内でだけやっていると、その人の10は大きくならない。10の力を持っているなら、常に11、 12以上を必死で出そうとしないと、その10は大きくならない。ない袖は振れないんだから11の力は出せないけど、必死で出そうとすることで、今ある10 という大きさの器は、11が入るだけの容量になる。

欧米社会(あるいは英語圏の社会)では、割ときっちりと自分の役割が決まっていることが多い。例えば、雇用契約書には、ジョブディスクリプションみないなものが書いてあったりする。自分の仕事はこれこれこういう内容のものだと。

あるいは、自分の役割として、これだけの量の仕事をこなせばいいのであって、それ以上(残業などしなければならないようなものについて)は受け付けない。とか。

前 者の、ジョブディスクリプションについて、自分の仕事の範囲を超えるものは、特に大きな組織内ではやるべきではないと思っている。組織の中では役割分担を はっきりさせて、それぞれが責任を持って自分の仕事をこなすべきだろう。もちろんある程度オーバーラップする事はあるし、相互扶助が必要な場面も多々 あるが、まぁそこはそれ。臨機応変だ。馬鹿はそれができないが。馬鹿は隣の芝が青く見えるのか、自分のやるべき事はやらずに、人のやる事に口出しばかりす るものだ。

後者について、確かに自分のキャパシティを超えるものについては、受けるべきではないという考えもあるだろう。例えばキャパを超えてしまったが 故に、サービスの質が落ちて、顧客に対する責任を果たせなくなってしまうから、自分のできる範囲の量の仕事を丁寧にこなすのだ、と。

一理あ るが、常にそんな事をしてると、それはただのアホだ。常に自分の器に入る量の仕事をこなすだけ。器はいくらでも大きくなるのにちっとも大きくしよう としない。しかも若いうちならなおさらだ。これが若いうちの苦労は買ってでもしろという所以だろう。今なら激しくうなずける。

自分のでき る範囲の仕事を丁寧にこなすというスタイルは、揺ぎない経験を積んだ熟練した人達だけに許されるものだ。そうする事がイコール最高の質のサービ スを提供できるわけだから。そうでないならもっと必死で10を11にしようとしなければならない。馬鹿はそれが分からないしできない。「いや、僕はもうこ れだけ案件抱えてるので、これ以上できません」などとのたまいながら、仕事をせずにネットサーフィンなどをしたりするものだ。そして定時になるのを帰り支度をし ながら待つのだろう。

10が11になった時には、多分ちょっと景色が違って見える。成長したのがわかるというか、ひと皮むけたというの か。そうやって、自分の「10」はどんど ん大きくなって行くのだ。それを知る事ができない馬鹿は不幸だ。そして僕は馬鹿と不幸な人間は自分の側には近づけたくない。変な波動とかが出ていそうだからな。

2005/10/08

カツカレーとか停電とか

土曜日、曇り空。

朝いつものように起きてビーチへ散歩に行こうと思ったら、外は曇り空。明け方あたりに雨が降ったようだ。散歩中止。何やらちょこちょこと食べて、僕は何かソフトをいじってみたり、本を読んでみたり。妻は寝てみたり。

昼頃になって突然、昼飯はノースシドニー方面に遠出しようと言うことになった。電車にゴトゴト揺られながら目的地へ。僕はこっちにかれこれ5年半程いる が、初めて降りる駅。カツカレーを食った。妻はラーメン。カツカレーのカツの質は悪かったが、なかなかうまかった。また来ようと思う。次はエビカツカレー にしよう。妻のラーメンはかなりしょっぱかった。

食後その辺りをちょっとふらふらして帰宅。PCに向かって何かやってると突然PCが落ちた。停電だ。この辺り一帯が完全に真っ暗闇だ。信号まで消えてい る。すぐ復活するかと思いきや、軽く30分は真っ暗闇だった。近所に住んでる低脳な若造どもが、何やら興奮して前の道を、雄叫びを上げながら野良犬のよう に駆け回っている。ああいうのは射殺してもいいという法律があれば本当にいい世の中になると思う。殺していいというより、1ヶ処分する毎に国は1000ド ルくらい出してもいいだろう。

停電中、ろうそくをつけた。
火はいい。見てると落ち着く。昔の夜はこんな感じだったんだろう。暗い。そりゃ子どもの数が多いわけだ。だってやることないもの。

2005/10/06

寒くなったり暑くなったりだ

近頃は暑くなったり寒くなったり。体調を壊さないようにしないと。

日本に帰る予定が早まった。来年の6月?7月あたりが目処だ。帰るにあたっては、今やっている仕事の延長というか、かなり関連している事を、やはりどうし てもやりたいので、何としても日本のオフィスにコンバートしたい。というか、転職だ。各国それぞれ支社とかではなく、独立した会社になるので、一旦○○○ オーストラリアを退社した上で、日本○○○に入社という形になる。まぁそうは言っても、やはり同じ会社なので、HRの情報とかは日本にそのまま行くらしい が。

何はともあれ、ネコ(パスカリーナ)・子ども・妻・僕・家財道具一式の大移動になる。心配はやはりパスだ(子どもは大丈夫だろう)。何せ飛行機に約10時 間も乗らなくちゃいけない。何か薬か何かで寝かされるらしいが、それにしても不安だろう。おまけに成田に着いてからも、東京都内まで相当遠い。遠すぎる。 神奈川あたりに空港作ればいいのに。横須賀とか。

こっちに来たときは、身一つとスーツケースだけだったのに、随分増えたもんだ。暮らすというのはヒト・モノが増える(増やす)行為なのか。カネは増えないけど。

2005/10/02

バランス

日曜日。今日もいい天気。週末が終わる・・・

赤ちゃん用品を見に行く。今日は前回よりももう少しアクティブに、店員にいろいろ話しを聞いたりしてみた。メインターゲットは、車に乗せるベビーシートと、抱っこする時用の何かちゃんとしたヒモみたいなやつ。

ベビーシートはやはり命がかかってるので、ものすごく安全なのがいい。かつ長く使えるやつ。新生児から約4歳くらいまで使えるというやつがあるので、心の 中ではそれに決定。デザインも悪くない。こっぽりとくるまれて保護されながら座る(寝る)という感じで、安心度も高い。値段もなかなかだ。

今朝もめたバギーについては、やはり日本で使用すると言うことも考えねばならないので、欲しかった3輪のかっこいいバギーは諦めざるを得ない。何しろでか いのが多い。3輪だから、後輪の幅が広くないと安定性に欠けるので、総じて幅が広い。こっちのショッピングセンターで見かける分には、それ程大きく見えな いが、これを日本に持っていくとなると、ちょっとどうだろうか、という大きさだ。ちょっと押してみたところでは、やはり3輪のものは機動性がいいという か、すごくスムーズだ。まぁいくら機動性に優れていても、でか過ぎて使いにくいとなると本末転倒なので、ここはじっくり考えよう。

ここへ来ると、選択肢がいっぱいあって混乱するのか、妻の決断がにぶってしまう。僕はあまり考えずに行動するタイプで、こういうときはあっさりと買ってしまったりするのだが(失敗も当然多い)、彼女はすごくじっくり考えるタイプだ。

こないだ何かで読んだが、人を睡眠時間という観点から見ると、だいたい2種類あって、長時間睡眠型(長眠者)と短時間型(短眠者)に分かれる。妻は長眠者 で僕は短眠者だ。脳に大きな負荷をかける人は長眠になり、そうでない人は短眠になる傾向があるようだ。まさにそんな感じ。あれこれいろいろ考えに考えた末 選択する彼女と、目の前にいくつかある中で適当に決めてしまう僕。どっちがいいとは一概に言えないが、まぁ違うタイプが一緒にいる方がバランスが取れてて いいだろう。

2005/10/01

お祝いの赤飯

土曜日。すごくいい天気。

昨日マネージャーからレギュラーにコンバートしたと伝えられた。今までは1年間の fixed term contract で、契約は来年の1月半ばまでだったので、レギュラーにコンバートされるにしても、その契約が切れると同時に変更されるんだろうと思っていた。

ところが、その場でサインして、次の日、つまり今日10月1日から早速ステータスが変更されるもよう。振り込まれる給料も、今月振り込まれる分からいきな り上がるようだ。やる事が早い。感心するとともに、HRの人のかなり上層部まで巻き込んで僕の給料を上げる交渉をしてくれたマネージャーに感謝することし きりだ。

組織の中で働く上で、いい上司に恵まれるというのは、一番大切な事のひとつだと思う。自分では気づいていなかった長所や弱点を的確に見つけられる能力のある人間が上司だといい。というか、上司たるものそうあるべきだ。今の上司はその点申し分ない。

さて、土曜の今日はいつものように買い物へ。僕のレギュラーコンバートと給料UPのお祝いに、赤飯を炊いてくれるというので、もち米と小豆を買いに行く。 まずは近場を探ってみたが見つからない。そのうち妻の具合がちょっと悪くなってきたようなので、予定していた赤ちゃん用品の店に行くのはよして、野菜など の食料品だけを買うことにした。

いつも行くショッピングセンターで軽く飯を食うと、体調が復活してきたという。腹が減ってただけか。まぁそれでもとりあえず赤子用品は明日に回して、今日は帰宅。それからビーチの散歩。暑くもなく寒くもなく。風がすごく強かったけど、とても気持ちいい。

晩御飯は赤飯。赤飯と何か豆の煮たやつ。それから塩うに。最高でした。