2010/05/28

本をよみましたよ

読書の春です。

また「金持ち父さん」シリーズ読みました。
■ 「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(ロバート・キヨサキ)


人はみな以下の4つのいずれかに分類されるという。"E (Employee、従業員)"、"S (Self-employed、自営業者)"、"B (Business Owner、ビジネスオーナー)"、"I (Investor、投資家)"。これを「キャッシュフロー・クワドラント」と呼ぶ。自分がどこに属するかは、どこから一番金が入ってくるかによって決まってくる。僕は当然"E"である。これが何かというと、いわゆる経済的自由を目指すには、BもしくはIに属することが最も近道だと説く。税制も大抵はBやIに有利なように作られている。

お金とか働き方に関する根本的な考え方に変化を与えてくれる良書だと思う。多数の人は、小さいころから何の疑いもなく一生懸命勉強して、いい大学に入って、そしていい会社に勤めれば一生安泰だと思ってきたと思う。確かにいわゆる「いい会社」に所属していれば、今までは食いっぱぐれるようなことはなかった。しかしこれからは違う。「いい会社」と言われてきた会社だって業績は落ちるし、つぶれる事だってある。世の中が右肩上がりで成長していない限り、今までと同じ考えは通用しないのだ。

僕は税制とかその辺は、残念ながら素人なので分からないのだが、この本の中で深く納得した一節があった。引用したいところだがメモっとくのを忘れたので、大体の主旨を言うと、「Eクワドラント(サラリーマンだ)に所属する人の生活レベルは、赤の他人である会社(上司である場合がほとんどだと思う)によって決定される」。ま、当たり前といえば当たり前だが、実は僕は目から鱗が落ちる思いだった。

そうだ、僕の生活レベルは僕の給料で決まってくるのだ。その給料は会社が決める。自分がどう頑張ろうが(インセンティブはあるにせよ)、僕の生活レベルは他人によって強制的に決められているのだ。何たることか。

仮に僕の生活レベルが食うや食わずであったとしよう。僕が自営業者で、商売がなかなか上手くいかないためにそのような生活レベルに甘んじているのであれば、それは自業自得だ。しかし、サラリーマンである場合、それはかなりの割合で上司が決める(日本の会社は知らん)。何たる理不尽かと思った。思ってしまったのだよ、僕は。

別に今日明日にでもサラリーマン辞めてビジネスオーナーになる、みたいなことは口が裂けても言わないし、しないが、虎視眈々と何かやれるチャンスを覗うようになったのは確かである。僕の生活は僕が決めるのだ。

~~~~読んだ本~~~~
■ 「ふしぎな図書館」 (村上春樹)
■ 「サラリーマン・リカバリー」 (大前研一)
■ 「怒らないこと」 (アルボムッレ・スマナサーラ)
■ 「マネー力(マネーリョク、大前研一)
■ 「『SPIN』営業術」
■ 「親が言っても、子供はやる」(大前さん)
■ 「質問する力」(大前研一)
■ 「金持ち父さん、貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ)
■ 「まずはアパート一棟買いなさい」(石原博光)
■ 「稼げる超ソーシャルフィルタリング」(堀江貴文)
■ 「効率が10倍アップする新・知的生産術(勝間和代)
■ 「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(ロバート・キヨサキ)

~~~~読み途中~~~~
■ 「イノベーションのジレンマ」
■ 「熱力学のなんちゃらかんちゃら」
■ 「痴呆老人は何を見ているか」
■ 「なぜ決算書が読めるやつは出世するのか」

ちょっと手元に本がないので、タイトルとか適当です。

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