2010/05/21

健康診断

健康診断を受けてきた。
会社から指示されてやる健診は、何か天下りを受け入れてそうな団体がやってる風な印象を、ろくに調べもせず勝手にを持っていたので、行くまいと思ってたが、ネット調べてみると、そういう健診を断って会社を解雇されたのが不当として訴えを起こしたところが、会社の判断が正当であるという判例が見つかったので、しょうがなく行ってみることにした。というか、注射とかすごく嫌いなだけなんだけど、本当は。。。

ちゃんとした健診は、オーストラリアの永住権を申請するときに受けなきゃいけないやつをやって以来なので、かれこれ7~8年振りか。いや待てよ、日本に帰ってきてすぐにやらされたな。ただその時は若かったので、簡易の検査をやっただけだ。だから今回のように、いわゆる人間ドックっぽいちゃんとしたのは、随分久しぶりだ。

やけに立派なビルのワンフロアが、今回健診を行うクリニック。健診専門のところのようだ。立派な内装にやけにたくさんいる受付嬢。しかし客(看護士たちは僕らのことを「お客様、こちらでございます」みたいに言っていた)を呼ぶのは「○○さ~~ん、いらっしゃいますか~?」だ。健診の客が数十人いて、しかもかなり広いので、隅っこのほうにいるとその声は聞こえない。何かそういうところはもっとシステマティックにやればいいのに。無線のタグを渡してビビッ震えてお知らせするとかさ。多分そういう設備は補助が下りないとか、そういう事情だろう、きっと。なので、待っている間、Newtonという雑誌を読んでいたんだが、ものすごく面白い記事があってもそれに集中できなかった。

さて健診の中身はというと、

1. 胸部エックス線検査
2. 血圧
3. 身長・体重
4. 視力
5. 聴力
6. 血液検査
7. 心電図
8. 医師による検診(腹回りの計測)
9. 胃の検査(バリウム飲むやつ)

という全9項目。多分これで全部だと思う。
9番目の胃の検査は、てっきり胃カメラを飲まなきゃいけないもんだと思っていたが、エックス線の検査だった。
胃カメラ飲まなくてよくてラッキーと思っていたが、これがなかなかタフだった。それ自体が動く台の上に寝かされて、上下左右に、胃の中のバリウムをよく撹拌するように僕を回すのだ。そしてオペレーター(か医者か)さんが、はいそこでぐるっと横に回って、はいもう一回!みたいに、僕自身もその場で横にグルグル回るのだ。そして最後には、その台についている、先が丸くなったアームのようなものが、僕の腹部をグイグイ押すのだ。これが丁度肋骨と腹のギリギリの境目あたりを攻めるので、ちょっと上にずれているとやけに痛い。しかしグイグイ押されているので声もあまり出せず、しかもオペレーターは別室からマイクを通して僕に指示を出しているので、僕の表情も見えないし、声など届くわけもない。

グルグル回され、グイグイ押され、まぁ何とか無事に胃の検査は終了した。

そうそう、バリウムを飲む前に、胃を膨らませるための炭酸の粉末みたいなものを飲まされるのだが、当然ゲップをしたくなる。しかし「ゲップはしないで下さいねー」という冷徹なアドバイスというか命令が下るのだ。終わっても「お疲れ様でした」とかいうねぎらいの言葉はそのオペレーターさんからはなく、もう次の客のカルテを手にして準備に入っていた。これはMッ気のある人にはたまらんかも分からんね。

まぁそんな風に、何とか健診を終えることができました。おなかはまだまだ張っている感じがするけど。
白いウンチが出るのはいつ頃かな。

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