2010/04/19

点滴のはなし

前回の続き。
人生初の点滴を。

点滴をしてくれた人、年のころなら40後半~50台のおばちゃん(仮にハマ子さん)。これはベテランと安心していたら、「うまくできるかしら。久しぶりなもんだから」とか言ってるし。久しぶりでも患者の前でそれ言っちゃだめよ、おばちゃん。

点滴の針を刺すのに四苦八苦しているおばちゃんだが、どうやらこれは僕の血管が細いせいらしい。そういえば、随分前に献血(400cc)したときは僕が終わるまでに3人くらいは入れ替わってたのを思い出した。そこでおばちゃんは「○○さーん(仮にツヤ子さん)」と助っ人を呼んだ。こちらもベテラン風情。するとツヤ子さんは「ハマ子さんにできないのに私にできるわけないじゃない」うん、これは患者の前のポーズというか、まぁ礼儀だろう。患者に不安を抱かせないための。正解だと思うよ、ツヤ子さん。

ここでツヤ子さんが仮に「ハイハイ、オッケー。ここをこう」とか言って簡単にやってのけてしまうと、患者的には「何でこんな素人ハマ子を俺にあてがうねん?」となりかねない。ツヤ子は多分プロだ。ツヤ子さんはさすがに、こっちの血管はどうとか、こっちの腕はどうとか、いろいろと提案して、結局はハマ子が僕に針を刺した。が、やはり血管が細いという欠陥はどうにもならず、薬はなかなか入っていかない。その辺の角度を何度も何度も微調整して、ようやくスムーズに薬が注入されるようになった。

さてそれまで歩くのはもちろん、喋るのもしんどかったのが、点滴薬が効いてきたのか、分と楽になってきた。ツイッターに「点滴なう」とツブヤクのはもちろん忘れない。軽くうとうとしてきたところでタイムアップ、というか注入終了。いやほんと楽になった。楽になったよ。

処方箋が出たので、となりの薬局で飲み薬と例のアレ(ゼンソクの子がシュっと吸ってるやつ)を処方してもらう。しかしなんでクレジットカード受け付けないかね。それはともかく、家に帰って早速あのシュッ、やってみました。これが無味無臭で、ちゃんとうまく吸えてるのかどうか分からない。が、一応医者に言われたとおり、終わってからうがいをする。口の中に残ったままだとあまり良くないとか。

薬とそのシュッのお陰で、とりあえずは普通の生活を送れるようになりました。
もう少ししたらまた水泳でも始めて体を適度に鍛えよう。

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