2009/08/06

感謝するということ

以前一緒に働いていた人が、先日オフィスに挨拶に来た。
この業界に長くいて、辞めてからはまったく別の業界に移り、そしてまた戻ってきたという感じ。
この金融危機のあおりを受けて、前の職場はリストラになってしまい、以前から交流のあった会社に引っ張られた形。

久しぶりに会ったのでいろいろと話が弾んだ。
聞いてみると、今の会社では新しく立ち上げた部署を担当しており、扱うサービスや商材はこれから探すとのこと。それならと、今うちでプッシュしているソリューションを紹介してみると、是非ということで、早速関係各方面に連絡し、ミーティングをセットしてあげた。

急にアポ取るといっても、4名の予定を急に調整しなければならなかったので、そんな簡単なもんではない。結構無理を言って何とか金曜日に時間を確保できた。全てその日のうちに完了。手前味噌だが超スピードでの調整である。

これを当然その日のうちに、当の本人にメールにて連絡。しかし次の日になっても返事がない。電話してみると、メールは見ておらず、アポに関しても素っ気ない返事というか、感謝の気持ちがあまり感じられない。

ま、別に感謝されようと思ってやったわけではないが、少なくとも当人の新たな船出を何とか手助けしてあげようと思って骨を折ったわけである。やはり感謝されないと、ちょっとなぁ・・・と思う。今後はこの人のために何かをしてあげようとは、少なくとも思わない。

その人は、特に能力がないというわけではないが、キャリア的にはそれほど恵まれているという印象のない人である。うちを辞めたのも、ほとんどクビみたいな扱い。前の会社もリストラで人員処理の対象。それは多分今回僕が今回持った印象と無関係ではないんじゃないかと思う。感謝の気持ちをちゃんと表すことができないというのは、本人にとっても相手にとってもいいことは一つもない。いい教訓として肝に銘じておこう。

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