2008/12/02

裁判員

裁判員制度というのが来年から始まる予定だが、随分と不評の模様。
理由の一つに、法律知識もないのに人を裁くのは・・・ということみたいだけど、これって裁判員にそこまで法律知識要求してるのか?していないだろう。一般ピーポーの常識的な考えとか、庶民の感覚みたいなものを、人を裁く際に取り入れようとしてるんじゃないの?

裁判官というのは、ともするととんでもなく非常識な場合がある。太朗に言わせれば、医者並みかも知らん。一説には、判事・裁判官は極力庶民生活とはかけ離れた生活をすべしというのがあると聞いたことがある。霞を食って生きる仙人がごとく、浮世離れした生活をおくり、ひたすら過去の判例や法律全般の研究に没頭している人だからこそ、信頼して法律の判断を任せられるというもの。

必然的に一般人との交わりも少なくなるし、結果的に世間の常識とはかけ離れた考えに陥りがちになるわけだ。そこに一般常識なる一陣の風を取り入れようというのが、今回の裁判員制度の趣旨と思っているんだけど、違うのかな。必要なのは法律知識なんかじゃなくて、一般常識というか庶民感覚だ。法律知識が必要であれば、法律を学んでいる学生なんかに声を掛ければ喜んで参加するだろうよ。

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