2008/12/06

必要なときに必要なものが

ほんの少しでも臨時収入があったり、余裕(と呼べるほどではないが)が出来たりすると、思わぬ出費がある。ここぞとばかりのタイミングで、だ。
例えば、マーティの幼稚園費用(まぁこれは予定通りではあるが、通常以外でかつ結構大きな出費ではある)とか、こないだの葬式とか。喪服一式や交通費など。結構な出費。あの余分なカネがなければやばかったね、みたいな状態。

しかし。少し考え方を変えてみると、必要なときに必要な分が必要なだけ何かうまいこと配分されているってことか。たまに、強く望めば必ず叶うとか、必要な人に必要なものが行くとかいう事を聞くが、一連の出費はまさにそういうことで、必要なときに必要なだけ用意されていたのだ。

それが正しいとすると、例えばビル・ゲイツのような超大金持ちはなんであれほどの余剰を持っとるのかと。そんなに必要ないだろうに、と思うが、実はこれが必要なんである。ビルクラスになると影響力も相当なもので、彼の一挙手一投足は各方面から注目されている。仕事量も膨大で(多分)、僕のような凡人と違って1秒たりとも無駄にはできない。そのために移動の際にはプライベートジェットを使って、余計な待ち時間だとか、車内・機内なんかでの仕事の邪魔になるストレスを排除しているわけだ。普段は当然お抱えの運転手が移動を手伝ってくれるだろう。些細なことだが、そういう移動一つにしても、彼にとっては本当に必要なことで、だからこそ与えられているのである。

有り余る金も、例え寄付したりプライベート財団を設立したりというような用途に使用されるとしても、そこは彼の名を上げるとか、本当の意味で社会に貢献したりするという意味において、彼にとっては必要なことで、だからこそ与えられていると。

そこで自分だ。金は必要。まぁ誰でもそうだと思うが本当にこれは必要。しかし果たしてその「必要」に見合うだけの需要というか渇望というか、切迫さというか真剣味というか、そういうのはあるか?ビルゲイツほどの。それはない。ちょっとヒマがあればネットしてみたり、うとうとしてみたり、漫画読んでみたりという体たらくだ。サボっているというか、ハングリーさがないというか。何となく欲しいとは思ってるけど、そんなガムシャラになるほどじゃ・・・みたいな。

仕事に対して、または結果として金を(報酬を)得られる行為に対して、果たして僕はどれくらい真剣か。どれくらい熱烈に、死に物狂いで向き合っているか。正直お遊戯レベルだ。ビルゲイツやウォーレンバフェットとか、そいういう大金持ちは、常人には計り知れないほどの真剣さで、仕事やそれに類するものと向き合っているんだろう。四六時中ソフトウェアのことや相場のことを考えていたり、何か自分の仕事にプラスになりそうなものが少しでもあれば、貪欲に取り入れ、滑稽なほどそのことばかり考えていたりするんだろう。

僕が次のステージに上がるために必要なものは(というか、「次のステージ」とは何か?とか、そもそもそんなものあるんだろうか、と思ったりもするが)、そういうなりふり構わない真剣さというか、死に物狂いというか、そういうものだと思う。無意味なネットサーフィンしたりとかそういう無駄な時間等をどんどん減らして、もっと自分にプラスに作用するものに割り振るべきだ。そうして初めて、真剣メーターみたいなのが臨界点を超えて、次のドアが開くのだ!

評価や報酬は、その結果として副次的についてくるものであって、それ自体が目的であるべきではない。それ自体が目的である限りは、必ず壁にぶち当たるし、その壁は決して越えられないだろう。来年の豊富はそこいらあたりにしよう。

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