2008/11/11

誰でもいいから

また千葉で通り魔だ。
24歳の男性が19歳のキチガイにはねられて殺された。

車道と歩道がきっちり分かれていない道路がある。
そういうところを通る度に、車が僕を轢かないのは、わざわざ敢えて轢かないように注意して走っているからで、ちょっと轢こうと思えばすぐに実現できてしまう、非常に危ういものだなぁと常々思っている。だからそういう道では娘ボールを歩かせないようにしている。

「安全」とか「セキュリティ」とか、そういうものに対する鈍さというか甘さが時に激しく腹立たしく思う。
些細なことだが、マンションの「オートロック」というやつ。
これファッションでつけてるだけだ。裏口とかに回ればひょいと塀を乗り越えて簡単に中に入れる造りになっている場合がほとんどだ。自動販売機とかも同じ。何か仰々しいロックが掛かっているものとかあるけど、トラックとかで突っ込んで壊して持っていくとか、丸ごと持っていくとかで簡単に盗まれる。

こないだ幼稚園の入園手続きに行ってきた。そこで入園費用10万円也を支払わなければならなかったのだが、何と驚くべきことに現金のみ受付。警備員ゼロ。さすがにアホかと思った。そもそも幼稚園の入園手続きがあることなんて筒抜け情報だろうし、やる気のある奴がいれば簡単に襲われただろう。

こういった一連のボケは、日本のいいところでもある。いやあった。古きよき時代は互いに信頼し合い、相手を疑わずに暮らすことができたんだろう。しかし今は残念ながらそうではない。誰でもいいから殺してみたかったと言って実行に移すキチガイがゴマンといる。遊ぶ金欲しさに強盗殺人するやつの方が動機としては納得できる。そういう意味で、あの幼稚園のやったことは取り返しのつかないことになるまでにあと一歩であったといわざるを得ない。

セキュリティを考える場合、第3者に対する信頼というのは一切排除しないといけない。相手に対して、この部分は責めないでね、ということを期待するのは少し脳天気が過ぎる気がする。

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