2010/03/04

このまま三流国家にならないために

本、読んだ。

■ 「質問する力」(大前研一)

質問する力は大事だよという内容の本。教育を「受ける」と普通に僕らは言うが、これはどうも日本の教育のスタイルを言い表している言い方だなと思う。常に正しいとされることを教師なり教科書なりが生徒に教え、生徒はそれを吸収していかに正確にリピートできるかをテストで試される。基本的に教える側、内容は常に正しいとされ、それに対する疑問を挟む余地はない。
しかし実際には教える側だって間違うこともあるし、正しくない内容だってある。それに今の世の中与えられた情報がそのまま正しいものとして受け取るなんてことは恐ろしくてできないだろう。

素直に人の言うことを信じる人たちが多いから下らないテレビ番組が検証もなしに、あるいは事実を都合よく捻じ曲げて垂れ流すうその情報なんかがあたかも事実のように世に広がり、しばらくしてからみんな「騙された」とか寝言を言うのだ。そういう人は納豆食ってダイエットでもすればいい。

ほんとにそうなの?と、前提を疑う姿勢を忘れないようにしないといけない。
何か所得税やら消費税やらいろいろ払っている他に、住民税とか何とかいうものまで払っている。 どうも所属する地方自治体に上納しているらしいが、ほんとに有効に使われているのか?何で市長は燃費の悪い黒塗りの大きな車に乗り続けているのか?なんでそんな市長が当選し続けているのか?市議会議員みたいなのが山ほどいるけどそんなに必要なのか?何で何ともない道路を決まって年末にほじくり返すのか?何でこんなに税金払ってるのにろくなサービスがないのか?役所にそんなにたくさんの人は必要なのか?

ちゃんと疑問を持って、ほんとにそうなのかとみんな問い続けないと世の中は良くならないし、何よりこのまま日本がずるずる三流国家への道を進み続ければ、困るのは子ども達だ。何とか食い止めないといけない。

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